<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 寄江南兄弟>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 江南の兄弟に寄す>
<BookPage: 110-111>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
分散骨肉戀，
趨馳名利牽。
一奔塵埃馬，
一泛風波船。
忽憶分手時，
憫默秋風前。
別來朝復夕，
積日成七年。
花落城中池，
春深江上天。
登樓東南望，
鳥滅煙蒼然。
相去復幾許，
道里近三千。
平地猶難見，
況乃隔山川。
<End Poem>
<Translation>
南北にわかれて兄弟あいしたいながら、名利にひかれてとび回っている。こちらは馬で塵埃のあいだを走り、そちらは船で風波の上をゆく。ふと別れた時のことを思いだした、秋風に吹かれて悲しみにことばなく別れたね。別れてから朝が来、夕ベが来て、日かずも七年となった。ここ長安では花が散っているが、そちらは長江上、春も深かろう。高楼にのぼっていって東南を眺めると、鳥がとんでゆき、もやが青い。どれくらい離れているかといえば、三千里に近い距離だ。平地でも見えにくいのに、山川がなかをへだてているのだからなあ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
南北にわかれて兄弟あいしたいながら、名利にひかれてとび回っている。
こちらは馬で塵埃のあいだを走り、そちらは船で風波の上をゆく。
ふと別れた時のことを思いだした、秋風に吹かれて悲しみにことばなく別れたね。
別れてから朝が来、夕ベが来て、日かずも七年となった。
ここ長安では花が散っているが、そちらは長江上、春も深かろう。
高楼にのぼっていって東南を眺めると、鳥がとんでゆき、もやが青い。
どれくらい離れているかといえば、三千里に近い距離だ。
平地でも見えにくいのに、山川がなかをへだてているのだからなあ。
<End Formatted Translation>